黄ぐすみはなぜ起こる?

黄ぐすみというのは字の如く、肌が黄色くくすんだような状態を指します。
一般的なくすみよりも肌の色が黄色くなることから肌の内部に存在する真皮が変化していることが要因とされています。

真皮というのは、肌の内部に位置する層のことです。わかりやすく言うと、肌の一番上の部分の皮脂に覆われている部分が角質、その次が表皮、そして血液が流れていたり髪の毛が生えている部分の層を真皮と呼びます。
この真皮が色の変化を生み出すことで肌の表面まで黄ばんだような見た目になってしまうというわけです。





黄ぐすみの原因とは

鏡を見る女子黄ぐすみが起こってしまう要因としては様々なものがありますが、なかでも代表的なものとして挙げられるが紫外線による影響。
紫外線を長時間浴びることで肌の表面だけでなく、真皮まで影響があるということがわかりました。
肌に存在するタンパク質が紫外線によって変性を起こします。そうすると脂質の酸化が起こり、肌の色が黄色くなってしまうことがわかりました。

今まではメラニン色素や血液の影響によって黄ぐすみが起こるのではないかと言われていましたが、そういったものではなくタンパク質がカルボニル化と呼ばれる酸化を起こすことが最大の要因となっています。

ちなみにこのカルボニル化と呼ばれるタンパク質の変性は40代以降になると多く見られる傾向にあり、中高年になれるつれて黄ぐすみに悩んでいる方が増えるということが分かっています。
ちょっと専門的用語が飛び出してきて難しい説明になってしまいましたが、簡単に言うと、「紫外線は年齢を重ねるごとに肌の内部まで影響を受けやすい」という解釈で良いでしょう。

糖化が進むと黄ぐすみの原因に!黄ぐすみが起こりやすいのは紫外線による影響と伝えてきましたが、その紫外線の影響を受けやすい体質が糖化しやすいタンパク質が体内に生成されている人です。糖化というのは、体内にあるタンパク質と糖分が合成された状態を表します。糖尿病や肥満など糖分を多く取りすぎている人に現れる傾向で、食事で甘いもの食べたり、カロリーの多いものばかり摂っていると糖とタンパク質が結合してしまい、それが紫外線に当たることで肌の色の変化を生み出してしまう状態を招きます。解消するには、食生活で甘え物をできるだけ控えて糖分の過剰摂取を行わないこと、適度に運動を行って糖質を体内に取り組んでも代謝を良くすることが重要です。
血糖値というのも黄ぐすみになってしまう一つの基準として、普段から意識しておいても良いかもしれませんね。