黄ぐすみは大人のほうがなりやすい?

黄ぐすみが起こってしまうのは体内に存在するタンパク質と糖質の結合が原因です。
タンパク質は若いうちから常に体内に存在するものなので特に問題はないのですが、糖分を取った後に代謝が悪いと、たんぱく質と結びついてしまう確率が高まってしまいます。
ただし糖質自体もブドウ糖を作り出す人間の活動に必要なエネルギーですから、摂取すること自体は悪くありません。

ではどこに気をつければよいかというと、2つの成分の1日の摂取量を意識すること!
たんぱく質を1日に摂る必要量は男性なら50g 、女性なら40g程度が良いと言われています。
一方、糖質の1日の摂取量は130g以下。
なかなか普段の食事で一つ一つの食材を計算するのは大変な部分があるので難しいですが、一日の摂取量を意識することで黄ぐすみ防止へとつながります。

どちらかというと、日本人はたんぱく質よりも糖質の方が多く取ってしまいがちな傾向にあります。
代謝が悪くなりがちな30代、40代以降の方は特に意識しておきたいところです。





年齢を重ねるごとに黄ぐすみになりやすいのはなぜ?

WS000236同じような食生活であっても、若いうちは黄ぐすみにならなかったという人が多いかもしれません。その最大の要因は抗炎作用が強いということと、細胞の活性化ということが挙げられます。
若いうちのほうが抗体が強くウィルスや細菌の影響を受けにくく、肌の炎症が起きにくい状態でした。さらに皮下組織に存在する真皮も活性化されています。

しかし年齢を重ねるごとにだんだんと代謝が悪くなり、外的要因による抗炎作用の力が弱まっていきます。だいたい25歳ぐらいが肌組織のピークと言われていて、それ以降になるとだんだんと肌の組織が低下していく傾向にあります。

よく年齢が30代や40代に入ってくるとコラーゲンを意識的に摂取している女性が多いのではないでしょうか。コラーゲンには弾性の繊維が含まれていて、肌にハリや弾力を生み出し、皮脂の分泌量を抑える働きがあります。それによって紫外線を受けても真皮にダメージを受けにくくすることができます。

閉経後は特に注意が必要?

閉経後は女性ホルモンが減少していくことで、皮脂の分泌が減って肌のコラーゲンの滞留率も減少していきます。肌組織を形成する重要な成分が減少することで肌が硬直し、角質が硬くなる傾向にあります。
それは皮脂が酸化している状態です。
酸化している皮脂は紫外線を浴びると変色を起こしやすくなっているので、黄ぐすみが起きやすいということが言えます。サプリメントや化粧品選びが大切になってきます。